先週の社会行動論Aでは、課題文献内容の発表を3人の方々にやってもらいました。こちらから事前に言っておいたことは;
の3点だったと思います。
課題文献は、以前のタイプ分けで言えば①のタイプ。図表資料の読みこなしはみなさんすでに身に付いているということは、改めて確認できました。文献全体の流れのなかで、その図表がなんの説明のために出てくるのか、という点についての理解も、たぶん・・・大丈夫。
3人ともレジュメなしの口頭発表で、図表の読みは外している人はいませんでした。ただ、図表前後の全体の流れの説明が長く、文献のなかの「書き言葉」で話されたために、あまり頭に入ってこなかった。黒板も、使われませんでした。発表時間も、10分より長くなっている人もいた。
レジュメを出すなら1枚で、と言ったのは、何ページにもわたるレジュメを延々と朗読されても、みんなの(私も)頭にはなかなか入らないからです。レジュメがなくても、文献のなかの書き言葉をそのまま話されたら、ほぼ同じことです(笑)。
おそらくみなさんがもとの文献にある説明部分を抜き出して長々と読んでしまうのは、まちがいのないように、という心配からでしょう。でも伝わりにくければ意味がない。それに、もとの文献はみんなすでに読んでいるのです。
自分が読んで理解するときには、かならず自分なりにまとめて頭の中に入れているはずです。その「自分なりのまとめ」をうまく人に伝える練習が必要です。そのための工夫はどのようなものがあるか、これからの講義で発見していきましょう。
ひとつ言えること。それは;
ということです。私は講義の時間に、「書き言葉」ではなくずいぶんくだけた「話し言葉」を使ってみなさんに話していると思います。それがラクだからということもありますが(笑)、みなさんにも伝わりやすいと思うからです。そして重要概念を表す社会学用語や図による説明など、ポイントだけ板書しています。みなさんには、自分の耳と目、そして頭を通してノートをとってほしい。
勉強する文献を読むときも同じで、ノートというと難しく思われるので、メモでいい。紙にメモをとりながら読んでください。メモを取るときには、文献にあるキー・ワードの抜き書きだけではなく、文献のなかの論理の流れをかんたんなことばに翻訳したフレーズや「→」などの記号を使って表すようにしてみてください。
そのメモが、あなたが文献内容を頭のなかに入れるときに圧縮変換するためにした知的作業。こんどは、そのメモをみながら話してみてください。そのまま読むわけにはいかないのですが、すぐに文献にもどるのではなく、文献を読んでいたときの自分の頭の中にもどって、みんなにしゃべる、ということをやってみましょう。
- レジュメ(印刷物)は必要ならばA4紙1枚。それ以上はダメ。レジュメなしでもいい。黒板(板書)も自由に使うこと。
- 図表は重要なデータだから、図表の解説を中心に、易しいことば(自分のことば、と言ったかも)で説明する。
- ひとりあたり発表時間10分、3人で30分。
の3点だったと思います。
課題文献は、以前のタイプ分けで言えば①のタイプ。図表資料の読みこなしはみなさんすでに身に付いているということは、改めて確認できました。文献全体の流れのなかで、その図表がなんの説明のために出てくるのか、という点についての理解も、たぶん・・・大丈夫。
3人ともレジュメなしの口頭発表で、図表の読みは外している人はいませんでした。ただ、図表前後の全体の流れの説明が長く、文献のなかの「書き言葉」で話されたために、あまり頭に入ってこなかった。黒板も、使われませんでした。発表時間も、10分より長くなっている人もいた。
レジュメを出すなら1枚で、と言ったのは、何ページにもわたるレジュメを延々と朗読されても、みんなの(私も)頭にはなかなか入らないからです。レジュメがなくても、文献のなかの書き言葉をそのまま話されたら、ほぼ同じことです(笑)。
- 文字の情報を聞いている人に出すなら、ポイントだけに絞って少なく出すか、黒板に書いたりする。
おそらくみなさんがもとの文献にある説明部分を抜き出して長々と読んでしまうのは、まちがいのないように、という心配からでしょう。でも伝わりにくければ意味がない。それに、もとの文献はみんなすでに読んでいるのです。
自分が読んで理解するときには、かならず自分なりにまとめて頭の中に入れているはずです。その「自分なりのまとめ」をうまく人に伝える練習が必要です。そのための工夫はどのようなものがあるか、これからの講義で発見していきましょう。
ひとつ言えること。それは;
- メモを取りながら読む、メモをみながら話す。
ということです。私は講義の時間に、「書き言葉」ではなくずいぶんくだけた「話し言葉」を使ってみなさんに話していると思います。それがラクだからということもありますが(笑)、みなさんにも伝わりやすいと思うからです。そして重要概念を表す社会学用語や図による説明など、ポイントだけ板書しています。みなさんには、自分の耳と目、そして頭を通してノートをとってほしい。
勉強する文献を読むときも同じで、ノートというと難しく思われるので、メモでいい。紙にメモをとりながら読んでください。メモを取るときには、文献にあるキー・ワードの抜き書きだけではなく、文献のなかの論理の流れをかんたんなことばに翻訳したフレーズや「→」などの記号を使って表すようにしてみてください。
そのメモが、あなたが文献内容を頭のなかに入れるときに圧縮変換するためにした知的作業。こんどは、そのメモをみながら話してみてください。そのまま読むわけにはいかないのですが、すぐに文献にもどるのではなく、文献を読んでいたときの自分の頭の中にもどって、みんなにしゃべる、ということをやってみましょう。