今年度からは、大学院の講義も受け持ちます。2015年度は質的調査分析(前期、オムニバス)、農村社会史(前期)、北東北研究(前期、オムニバス)、地域社会学(後期)です。
大学院生に向けて書いたエントリ記事もときどきあげていきますが、それほど頻度は高くないと思います。ただ、もともと学部学生のために書かれたものでも、大学院生のみなさんにも役立つことはあります。同じ記事に学部のゼミや講義と大学院のラベルが重ねて貼られているのはそういう理由です。
大学院生は、自分で独自の調査をすすめ、成果(修士論文)を仕上げることが最終目標です。この目標を強く意識して、そのために「自分の場合は」どのようなスキルを身につける必要があるか。これをつねに考えて、講義などを自分に引き寄せて利用・消化していってください。
ただ講義を座って受けているだけでは、時間のムダです。できるだけ受講者のみなさんにひろく使える知識やスキルを伝えて行くつもりですが、極端に言えば自分に必要のないところは聞かなくていい。そのためにも自分の最終目標になにが必要かは強く意識すべきでしょう。
最終成果とそこにいたるプロセス開発が、大学院でのみなさんと教員との共同作業なわけですが、ほんとうにやりかたは「それぞれ」なので、みなさんからの積極的な発信がこちらになされるかどうか(そのための勉強が各自できるかどうか)が分かれ目です。がんばってください。